2007年3月26日更新
ビッグマウンテン最新情報
親族の皆様
こんにちは。
ご存知かもしれませんが、ビッグマウンテンで抵抗を続けるディネの長老の一部は今も先祖からの土地とブラックメサの聖なる祭壇を守り続けています。
最近BIAホピ居留地局のレンジャーが、非インディアンである支援者を、不法侵入の疑いで逮捕・起訴すると脅して、挑発しようとしています。抵抗を続ける長老たちを支援する非インディアンの羊飼いボランティアは非暴力で対応していますが、BIA部族レンジャーは彼らの監視を続け、侮蔑的な言葉をかけて口頭による接触を試みています。
高齢の抵抗者の一人、リナ・B・レーンさんは２００６年１２月初頭に告訴された件について起訴の可能性に今も直面しています。この事件の真相は、ピーボディ炭坑とモハベ発電所をつなぐスラリーラインとの境界線に張られた柵の向こうにいってしまった自分のヤギを彼女が呼び戻そうとしていただけのことです。政府の指定した「合法的放牧地」にヤギを呼び戻すため、リナさんはその鉄条網の一部を切断しなければなりませんでした。BIAレンジャーはリナさんに切断された鉄条網について問いただし、彼女は説明しようとしました。しかしレンジャーは逮捕や告訴の可能性を持ち出してリナさんを脅し、反発するよう挑発しました。レンジャーは彼女をつかみ、激しく振り回し、そこに放置しました。レンジャーが去った後、彼女は軽度の心臓発作を起こしましたが、彼女のような伝統的な長老の抵抗を支援する皆様の思いと祈りによってなんとか回復することができたのです。
このショッキングな出来事によって、８０歳を超えるリナさんは入院しただけでなく、整備の整っていない道路を７０マイルも運転しないといけない遠く離れた法廷に何度も呼び出されています。しかしながら、BIA局の法廷は何度も彼女の審問を延期しています。現在、リナさんは医師の要請で心臓疾患のため再び入院しています。家族や非インディアンの支援者が危機に瀕するディネの伝統的な暮らしと、ブラックメサの僻地にあるリナさんの住居を維持しようと最大限努めています。
これらの挑発的な活動や、最低限の人道支援を禁じることで抵抗を続ける長老たちを苦しめ続ける政府の動きに対してBlack Mesa Indigenous Supportは、BIA地域局とナバホ部族政府に対し抗議の手紙を用意しました。この手紙は、長年活動してきたBlack Mesa Indigenous Support(BMIS)が発信する最初の公的声明となります。BMISはブラックメサの僻地で多くの人道的支援を提供してきました。
１９７４年の「強制移住と土地分割法」施行以来、この地域の伝統的ディネの抵抗者たちは、自力で昔ながらの暮らしを維持することを余儀なくされ、生活を向上させることを制限されてきました。ピーボディ社の鉱物利権や、侵略行為に関しては次のホームページを参照ください。
ビッグマウンテンのディネの中には、強制移住政策と「外国による占領」への抵抗を強化することを願う人々がいます。長年抵抗を続けてきた伝統派の長老指導者は、ピーボディの採掘とBIA警察の活動を「外国による占領」だといいます。ビッグマウンテンの中心部で抵抗を続ける人々は、古来の暮らしを続けることを願うとともに、今年いくつかの催しを企画しています。
ギャザリング情報（1）
１）『私たちの声が聞こえますか？II』
日時：２００７年４月２１日 午前１０時（DST）午前９：００（MST）
場所：ブラックゴート家
内容：
女家長、ロバータ・ブラックゴートを記念し、その偉業を受け継ぐ地域社会の話合い、将来への展望
お願い：
地域社会の人々がこの会議に参加できるよう、不在時に羊の世話をしてくれる人
を募集します。
また会議の準備や食料面の支援をお願いしています。
午前６：３０、日の出の儀式を行います。
儀式の後、食べ物が振る舞われ、輪になって集います。
支援者の方々、ディネの抵抗運動の長年続けてきた方々、地域社会の皆様、親族、友人の皆様の参加を歓迎します。
詳しいことはBMISまでお問い合わせください
ギャザリング情報（2）
２）仮予定の集いです
『ビッグマウンテン抵抗３０周年記念ギャザリング』
日時：２００７年１０月上旬
内容：
ビッグマウンテンにおけるディネの魂をたたえます。
ビッグマウンテン強制移住／炭坑抵抗運動の歴史を伝えるビジュアル展示。
ポーリーン・ホワイトシンガーとその親族による基調講演。
食事と音楽。
アルコール、ドラッグ、武器の持ち込みは固く禁じます。
開催に向けて様々な面での人手や、物理的な支援をお願い致します。
皆様の継続的なご支援と祈りに感謝します。
チーフ・バルボンチートの魂の内に
バヒ・キャダニー
ビッグマウンテン・ディネ主権国