バヒ・キャダニーからのメッセージ
2003 年 4 月 12 日
NAM-MYO-HO-REN-GE-KYO-
NAM-MYO-HO-REN-GE-KYO-
NAM-MYO-HO-REN-GE-KYO-
(注:バヒはかつてビッグマウンテンに永い間住みつき支援した日本山妙法寺の故、島貫潤二上人や日橋政男さんを敬い、また日本人へのリスペクトも込めてナムミョーホーレンゲキョーと唱えてくれます)
ヤーテー、こんにちは、オール・マイ・リレーション
亀の島の赤い民の闘争への支援のために、謙虚に集まってくれたことに感謝します。
ブラック・メサのディネとホピへのみなさんからの支援に心からの感謝を送ります。
今日、米国の植民地侵略に対する我々の抵抗は続いています。米国の植民地侵略は様々な形で行われており、我々の抵抗の歴史もこの様々な形を反映しています。ここに揚げるのは、我々のいにしえからの文化的存在を抹殺しようとする機関の一部です。ホピ・エージェンシーの内務省インディアン局警察と特殊部隊、ピーボディ・ウエスタン石炭会社、カリフォルニア・エディソン、ロス・アンジェルス水力発電局、ニュー・メキシコ公共サービス会社、アリゾナ公共サービス会社、ソルト・リバー・プロジェクト電力会社、中央アリゾナ・プロジェクト、モハベ発電所、米国法務局、内務省インディアン局フェニックス支局、そして米国に支えられたナバホ政府です。
ご存じのように、これらは強力な存在であり、皆さんが実際に見たり、我々の歴史を通じてお分かるように、ビッグ・マウンテンとブラック・メサの伝統的ディネはこれらの機関による侵略や“テロリスト"行為を耐え抜いてきました。伝統的先住民の抵抗はいつも偉大なる聖霊が、我々がいにしえからの土地にとどまる意志と、母なる大地を守るといういにしえの宗教的義務を維持しようという思いを尊重してくれていることを強く信じてきました。我々は日々、いまだに自由であること、そして先住民としての生き方を失わずに生きていることへ感謝を捧げています。
今日、世界中の人々が私たちと再び共に立ってくれています。我々は共に謙虚に祈るだけでなく、虐殺や地球的侵略を行う力に、我々の連帯はグローバル・ピースの象徴であることを示しています。これらの犯罪行為を続ける列国が我々の行為を脅威としてとらえるのは残念なことです。それは、彼らが謙虚さと祈りを恐れていること表しています。アメリカ政府と、それに支えられた部族政府は伝統的な祈りを恐れているということです。侵略者達は創造主とのつながりを失ってしまっています。我々は彼らが、自分たちの聖者を2000年前に殺してしまっていることを知っています。彼らのためにも祈ってください。
我々は支え合い続けなければなりません。まず、未来の世代が、我々よりも良い生き方ができるよう、学び続けなければなりません。あらゆる先住民の儀式的な祈り方や、犠牲の行為をリスペクトしなければなりません。多くのメディスン・ピープルが未だ伝え続けるいにしえの叡智に耳を傾け始めなければなりません。まがいものの儀式や、他のくにの宗教を搾取するような形で行われている儀式に参加してはなりません。創造主の与える試練を受ける準備をしなければなりません。そうすることによってのみ、未来の世代はより強くなり、彼らの儀式は力を持ち、聖なるものとなるでしょう。私たちは、子供達のそのまた子供達が旅をする道のりへの橋渡しにすぎないのです。聖なるものを、聖なるものとして大切にすることで、その力を保ちましょう。
ビッグ・マウンテンの主権に基づく抵抗は、我々が聖なる道を歩み続ける限り続きます。私たちには予言が伝えられています。長老たちは、我々が何に直面しているか、どこにいるかを明確に知っています。ですから、正しく聖なる場所を求め祈り続けることが重要です。平和と調和を求める人々は、自分たちの原初の儀式を探し始めねばなりません。亀の島の赤い民は、ひとつの入り口としての役割を示したのであり、今、平和を求めるすべてのくには創造主がそれぞれに示した道を歩まねばなりません。そうしながらも、我々はいつも企業の侵略の危機にさらされる聖なる土地に再び集い、共に抵抗し、祈るでしょう。それまで、母なる大地、父なる空は我々を抱き、我々の真の人道的な生き方を守ってくれることでしょう。
皆さんの祈りと、犠牲に感謝します。
オール・マイ・リレーション
チーフ・バーボンチートのスピリットの名のもとに
バヒ
(翻訳 : 本出みさ)
― 原文 ―
Num Myo Ho Ren Gye Kyo
Num Myo Ho Ren Gye Kyo
Num Myo Ho Ren Gye Kyo
Yaa'at'eeh, Konnicha: All My Relations
Thank you for coming together in humbleness and in support for the
struggles of the Red Peoples of Turtle Island, and our greatest appreciation
for your support for the Dineh and Hopi peoples of Black Mesa.
Today, our resistance to the American colonial aggressions is still
alive.
These forms of colonial aggression takes many forms and shape. Our
history with the confrontations against the American policies shows
the different kinds of form and shape. Here are the types of agencies
that still tries to eliminate our ancient, cultural existence: the
Bureau of Indian Affiars' Law Enforcement and Special Operations Services
of the Hopi Agency, Peabody Western Coal Company, California Edison,
Los Angeles Water and Power Authority, New Mexico Public Service Company,
Arizona Public Service Company, The Salt River Project Utility Authority,
Central Arizona Project, the Mohave Generation Station, U.S. Department
of Justice, BIA Regional Agency of Phoenix, and the US-backed Navajo
Nation government.
As you see these are very powerful forces, and as you have seen or
if you know our history, the traditional Dineh of Big Mountain and
Black Mesa have withstood these kinds of aggression and 'terrorist'
acts. The traditional indigenous resistance have always believed strongly
that Great Spirit respects our willingness to remain on our ancient
countries and to try our best to maintain the ancient religious obligations
to care-take for the Mother Earth. We continue to give Thanks for
each day that we are still FREE and to remain indigenous.
Today, all of you from throughout the world stand with us, again.
Together, we not only pray and humble ourselves but we show the perpetrators
of the genocide and global aggressions that our unity is a symbol
of Global Peace.
It is unfortunate that the powerful nations who initiate these crimes
see our actions as a threat. This only shows that they are afraid
of humbleness and prayers. This also shows that the American government
and the US-backed
tribal governments are afraid of the ancient ways of worship. The
aggressors have lost their connections to their Creator. We know they
have killed their Holy Man 2000 years ago. Pray for them as well.
We must continue to support one another. First, we still have to learn
more so that our future generations can do better than us. We must
began to respect all indigenous ways of ceremonial worship and sacrifices.
We must truly begin to listen to the real ancient wisdom that is still
being told by many Medicine People. We must not participate in false
rituals or rituals conducted to exploit other Nations' religions.
We must be ready to accept the tests of Creator. Only by doing this
will our future generations become more powerful and their ceremonies
will be powerful and sacred. Today, we
are only a bridge that our children's children will journey across.
Lets keep it strong by believing that it is sacred.
Big Mtn. sovereign resistance will continue as long we keep on the
sacred path. Prophecies have been foretold. The indigenous elders
know exactly what era we are all in. So, praying and searching for
the rightful, sacred places is important. Peoples for Peace and Balance
must begin to search for their original ceremonies. The Red Peoples
of Turtle Island have only acted as a path way and now, all the nations
for peace must follow their Creator's path. However, we will always
come back together, to resist and to pray, on the sacred lands under
threat from corporate aggressions. Until that time, again, Mother
Earth and Father Sky will embrace us and continue to protect our true
humanitarian ways.
Thank for all your prayers and sacrifices.
To All Our Relations.
In the Spirit of Chief Barboncito, Bahe
トムドストゥからのメッセージ
2003 年 4 月 10 日
私は、この 1 か月間、ワシントン州、オレゴン州、カリフォルニア州のネイティブアメリカンチャーチで儀式に参加してきました。
私たちは儀式で、平和を求め祈るとともに、貪欲、恐れ、憎しみによってもたらされたこの幻想を見抜けるよう人々の心と精神がクリアになることを祈っています。
私たちの民に伝えられた「セブン・ファイアーの予言」は現在ような事態を予言し、我々に対し、物質至上主義や恐れから遠ざかり、精神的な道を歩くよう警告しました。そうでなければ人類、そしてあらゆる生命が滅亡するであろうと。
どの道を歩むのか選ぶのは私たちです。
私たちが次の世紀も生き延びようとするのであれば、人類がみな、戦争、憎しみ、恐れにもとづく社会に背を向け、大地、植物、動物、空気、火、水との精神的なつながり築き直さなければなりません。
そして、それもまた始まりに過ぎません。
考えること、感じること、愛することのできる我々一人ひとりが、このような生き方と精神的な成長をするために、それぞれの力の限りを出すことが要求されるでしょう。
私たちは憎しみよりも愛を、不確実性よりも自信を、ひとりよがりの考え方よりも分かち合うことを、絶望よりも希望を選び取っていかねばならないのです。
ナベシ ピシュン (トム・ドストゥ)
(翻訳 : 本出みさ)
|