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- IN THE SPIRIT OF DINE WARRIOR -

ここより東北部で既に石炭の露天堀りを大規模に行っているピーボティ社に対し、ホピ族政府は、新たにこのあたりを一帯の採掘権を貸し与えた。

バヒ氏曰く「数年後、この手つかずの自然の風景とここに住む伝統的な生活は、もう見ることが出来ないかもしれない。そうとは思いたくないが…」

遠くに見えるメサ(台地)に、女、子供たちをかくまい、男達は、地形を知り尽くした。この大地でその昔、ゲリラ戦を展開した。
この辺りは、ビッグマウンテンエリアの中でも、物理的にも精神的にも心臓部(ハート)をなすところ。19世紀後半、ナバホロングウォーク直前、この辺りに住む人達の先祖は、アメリカ騎兵隊を相手に一歩も引かずに戦い抜き、数年にわたる戦闘でここを守り抜いた。その子孫たちもまた、その偉大な先祖たちの霊とともに、現在も続く米国政府との戦いを意志を強固に戦っている。先祖たちの眠る大地に聖地を守り抜くために。

乾いた大地にも多様な植物が見られる。

薬草(メディスン)の一つ、かつてこの綿毛を赤ん坊のおしめとして用いた。


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