●大統領夫人への手紙(Bahe)

 こんにちは サポーターの皆さん

 私(バヒ)はディネであり、この亀の島(北米)が私の故郷である限り、私は私の意見を述べ、いかなる政府の役人(国家公務員)にもそれ相応の意見をする権利がある。いちいちお伺いを立てる必要もないだろう。

 大統領夫人の "Hilter" R.クリントンはこの "男性上位" 社会の他の全てのリーダー達と大差ない。独立ディネ主権国の(強制移住に)抵抗する者達の大半である老婦人達は おびただしい量の手紙をこの高級官僚(大統領夫人)に送った。個人的に出された手紙も幾つか在ったがそのほとんどは自由への機織のメンバー(ディネ織工団体)が出したもので 大統領婦人に織り手達の土地を訪れ、(強制移住)に抵抗している人々がどのように扱われているかという現状を知ってもらいたいと願って送った手紙であった。

 大統領夫人の書記官から返答があったが、夫人から直接返事はなかった。これらの(我らにとって)大事な手紙の数々は大統領夫人の目にとまったのだが夫人はグランドキャニオンの "きれいに舗装された" アスファルトの小道とアリゾナ州フラッグスタッフの丘の上の古ぼけた望遠鏡のほうを選んだ。昨晩夫人は火星やその他の星を観る為だけにフラッグスタッフを訪れた。夫人のスピーチは、アメリカ全土において危機に瀕している全ての "宝物(資源、考古学的遺産などのことか)"を守ることが最も重要な事であるということをベースにして語られた。

 "皆さんのお宅の裏庭といった多くの土地が危機に瀕しております。これらの大変ユニークな地域はしっかり調査されています、多くは堆積した考古学的情報の数々のある地域で、その多くは何百という遺物が今だ埋もれているのです。ですから、私はこのことをなんでもないことのように放っておくべきではないとみなさんに知っておいて頂きたいと思うわけです。" と、昨晩フラッグスタッフにて語られたのである。”Hilter"R.クリントン夫人はたぶん ビッグマウンテンにおけるような最後の伝統的社会は危機に瀕していない (doesn't〜is notで否定の否定になってますが それだと瀕していないと思っていないになりません?)か、一つの宝とみなすべきと思っていないのだろう。

アメリカ人として、私は皆さん全員そしてその他の人々にもすぐに大統領夫人に対して 伝統とその土地の保護を求めている(フラッグスタッフからヘリでたった80マイルの)一つの本質的な(あるがままの、ごく普通の)社会を見落としていると手紙を出して頂きたいと思います。夫人に対して、彼女は自分がどこにいたのかちゃんと判っていたし、彼女の無知がこの国に起こりつつある『倫理的浄化』の否定という“アメリカ的精神”の全体像を証明していると言ってください。ともかく、私が私の思うところを述べたより判りやすくかみくだいて夫人に言ってください。

本当に、皆さんありがとう。

チーフ バルボンチートの御名において、バヒ

.


TLS-08